MCPとA2A:エージェントのためのツールか、エージェント同士の対話か
MCPはエージェントをツールやデータにつなぎ、A2A(Agent2Agent)は独立したエージェント同士が互いを見つけてタスクを委任できるようにします。
要点
MCPは、エージェントがツールやデータソースを使うためのものです。A2A(Agent2Agentプロトコル)は、あるエージェントが別のエージェントにタスクを渡すためのもので、相手は別の場所で動き、別のフレームワークで作られていても構いません。
A2Aの運営
A2AはもともとGoogleが開発し、Linux Foundationに寄贈されました。AWS、Cisco、Google、IBM Research、Microsoft、Salesforce、SAP、ServiceNowなどの代表者からなる技術運営委員会が管理しており、ライセンスはApache 2.0です。
競合ではなく補完関係
A2Aプロジェクト自身が両者を補完的なものと説明しています。MCPはエージェントとツールの通信を、A2Aはエージェント同士の通信を標準化します。典型的な構成では両方を使い、エージェントはA2Aで作業を委任し、各エージェントは自分のツール(GitHubリポジトリやSQLデータベースなど)にMCPサーバーを使います。A2Aはツール呼び出しのプロトコルではなく、MCPを置き換えるものでもありません。
どちらが必要か
- アシスタントにデータベースを読ませたい、APIを呼ばせたい、ブラウザを操作させたい:MCP。
- ベンダーやフレームワークの異なる複数の専門エージェントを動かし、タスクを受け渡したい:A2A(各エージェント内ではMCP)。
出典:a2a-protocol.org。